2005年 10月 26日
走れ! |
ソニー生命のCMなのですが、松木安太郎演じる父親が、サッカーをする我が子に、大きな声で「走れ! 走れ!」と叫び続けている作品があります。
どんな練習試合でも、父は会場に駆けつけ、息子に「走れ! 走れ!」と、必死で応援します。
我が子は少しずつ成長し、やがて自分の背を追い越し、父は誇らしげに息子と並んで写真に収まったりしています。
それでも父は、息子がサッカーをするたびに「走れ! 負けるな!」を繰り返しています。
やがて息子はJリーグ選手(全日本?)になり、青い色のユニフォームを着て、いざ試合開始、というときに、息子はふと応援席のほうを振り返ります。
すると、そこにはもう父の姿はなく、空席がぽつんと—、という内容です。
思わずホロッとしてしまうCMです。今年一番のCMだと思います。
親に言われ続けた言葉って、オレの場合あるかなあ、なんて考えてしまいました。
私は父親のことが大嫌いで、死ぬまで一度も、面と向かってちゃんと話をしたことはありませんでした。
私は、父親に何を言われても耳をふさいで過ごしていました。だから、もしかしたら彼は私になにか言っていたのかもしれませんが、それを聞くことはできませんでした。
親不孝者だなあ、と思います。もうどうしようもないことですが。
そのかわり、母親は私に「落ち着きなさい!」と、しょっちゅう言っていました。お調子者で、すぐに忘れ物をする、すぐにどこかにぶつかってケガをする、授業参観などキョロキョロしっぱなしの私でしたから、言われて当然なのですが、走れ!とかいう言葉じゃなく、落ち着け、ってのもなんだか情けないなあ、なんて思ってしまいます。
母親に関しては、ウチの姉貴の結婚式のとき、ウェディングドレスで登場する姉貴に向かって「笑え! 笑いなさい!」と大声で叫んでいた姿が鮮明に思い出されます。
一世一代の晴れ姿は、やっぱり一番いい顔でいなさい、という母親の、必死のメッセージだったのでしょう。
実はこのエントリー、お笑いを「真剣に」愛しているナンシー関みたいな人(しかしご本人はとてもスマートらしい)jordanさんのお笑い東京砂漠の中で、とても素敵な、ご両親に対する思いが書かれてあり、ぜひ紹介したいと思って書きました。
普段は楽しいネタばかりのブログなので、ちょっとご本人には不本意かもしれませんが……許してね。
どんな練習試合でも、父は会場に駆けつけ、息子に「走れ! 走れ!」と、必死で応援します。
我が子は少しずつ成長し、やがて自分の背を追い越し、父は誇らしげに息子と並んで写真に収まったりしています。
それでも父は、息子がサッカーをするたびに「走れ! 負けるな!」を繰り返しています。
やがて息子はJリーグ選手(全日本?)になり、青い色のユニフォームを着て、いざ試合開始、というときに、息子はふと応援席のほうを振り返ります。
すると、そこにはもう父の姿はなく、空席がぽつんと—、という内容です。
思わずホロッとしてしまうCMです。今年一番のCMだと思います。
親に言われ続けた言葉って、オレの場合あるかなあ、なんて考えてしまいました。
私は父親のことが大嫌いで、死ぬまで一度も、面と向かってちゃんと話をしたことはありませんでした。
私は、父親に何を言われても耳をふさいで過ごしていました。だから、もしかしたら彼は私になにか言っていたのかもしれませんが、それを聞くことはできませんでした。
親不孝者だなあ、と思います。もうどうしようもないことですが。
そのかわり、母親は私に「落ち着きなさい!」と、しょっちゅう言っていました。お調子者で、すぐに忘れ物をする、すぐにどこかにぶつかってケガをする、授業参観などキョロキョロしっぱなしの私でしたから、言われて当然なのですが、走れ!とかいう言葉じゃなく、落ち着け、ってのもなんだか情けないなあ、なんて思ってしまいます。
母親に関しては、ウチの姉貴の結婚式のとき、ウェディングドレスで登場する姉貴に向かって「笑え! 笑いなさい!」と大声で叫んでいた姿が鮮明に思い出されます。
一世一代の晴れ姿は、やっぱり一番いい顔でいなさい、という母親の、必死のメッセージだったのでしょう。
実はこのエントリー、お笑いを「真剣に」愛しているナンシー関みたいな人(しかしご本人はとてもスマートらしい)jordanさんのお笑い東京砂漠の中で、とても素敵な、ご両親に対する思いが書かれてあり、ぜひ紹介したいと思って書きました。
普段は楽しいネタばかりのブログなので、ちょっとご本人には不本意かもしれませんが……許してね。
by yochy.1962
| 2005-10-26 00:51
| 映画・ドラマ