2007年 07月 16日
雨降って。 |
3連休のど真ん中、本当は私、岩崎宏美さんのコンサートに誘われていて、うきうきしながらその日を待ち続けていたのですが、静岡県島田市に住む甥っ子の結婚式と見事にかぶっていることに気がついたのが1か月前。断腸の思いでコンサートをあきらめ、ちぇっ、と思いながらの帰省でした。
はっ、なんてことを(苦笑)。でもなー、甥っ子とはもう5年くらい会っていないし、小さいときからさんざん親を困らせた「やんちゃ」な小僧だったし、どうせ同じようなガキどもが大騒ぎする式になるんだろうなーと、最初から食傷気味だったのでした。
おまけに台風が東海地方沿岸を直撃する、まさにその時間に、焼津の海沿いにあるホテルでの披露宴。できたら行きたくない、と思っても仕方がないでしょう。
しかし、台風は奇跡のように、東海地方には上陸せずに(被害を受けられた地域の方々はとてもお気の毒でしたが)、披露宴会場の大きな窓からは太陽の光さえも差し込み、水平線が美しく、とても印象的な結婚式でした。
いや、思った通り新郎側の友人たちの大騒ぎっぷりにはちょっと苦笑、でしたが、まあ、かしこまって、ただにこにこしている若者のほうが、ある意味恐いですからね、よしとしましょう。それに、新婦がとても笑顔の素敵な、それでいてとてもしっかりとしていそうな方でしたし、もうすでに二人で美容室を経営して頑張っているのですから、本当は「伯父さん、もっと頑張ってちょーだいよ」って言われても仕方がないくらいなのです。困ったもんだ。
身内の恥をさらすようでなんですが、甥っ子は小さいときからどういうわけだか団体行動ができず、いつもマイペース、自分の好きなことだけを好きなようにして暮らす、という、まったくもって親を困らせた子どもでした。
それが、いつしか美容師になりたいという夢を持って、そこで愛する人を見つけ、若くしてお店までもって、というところまで来たのですから、人間、どこで転機が来るのか、そしていつ「答え」が出るのかは、まったくわからないことです。
だから、「夢」は絶対にあきらめてはいけない、ということなのですね。
ウチの姉貴夫婦にしてみたら、きょうの天気のように、雨降って地固まるとはこのことだ、なんてことをしみじみ思っていたに違いありません。ふたりしてぼーっとして、式の進行もなにも理解していない、といった感じで、姉貴など新郎新婦からの花束贈呈の途中で自分の席に戻ったりして、なんだか夢うつつ、といった感じだったのが印象的でした。
(まあウチの母親は母親で、みんなが静かに座って話を聞いていなくてはいけない場面でふらふらとどこかに行こうとして兄貴にたしなめられていましたが。親子ですねえ)
追記・披露宴では牛フィレのステーキなどが出たのですが、やはりウチの兄貴は食えませんでした。「赤すぎる!」とか言いながら(笑)。
新幹線で東京に帰る途中、窓の外に虹を見ることができました。
周りの乗客は見事に一服盛られたかのごとく、こんこんと眠り続けています。一瞬前にむっくりと起きた私だけのために見せてくれたパフォーマンス。私にもまだまだ「運」は残されている、と信じていたいものです。
はっ、なんてことを(苦笑)。でもなー、甥っ子とはもう5年くらい会っていないし、小さいときからさんざん親を困らせた「やんちゃ」な小僧だったし、どうせ同じようなガキどもが大騒ぎする式になるんだろうなーと、最初から食傷気味だったのでした。
おまけに台風が東海地方沿岸を直撃する、まさにその時間に、焼津の海沿いにあるホテルでの披露宴。できたら行きたくない、と思っても仕方がないでしょう。
しかし、台風は奇跡のように、東海地方には上陸せずに(被害を受けられた地域の方々はとてもお気の毒でしたが)、披露宴会場の大きな窓からは太陽の光さえも差し込み、水平線が美しく、とても印象的な結婚式でした。
いや、思った通り新郎側の友人たちの大騒ぎっぷりにはちょっと苦笑、でしたが、まあ、かしこまって、ただにこにこしている若者のほうが、ある意味恐いですからね、よしとしましょう。それに、新婦がとても笑顔の素敵な、それでいてとてもしっかりとしていそうな方でしたし、もうすでに二人で美容室を経営して頑張っているのですから、本当は「伯父さん、もっと頑張ってちょーだいよ」って言われても仕方がないくらいなのです。困ったもんだ。
身内の恥をさらすようでなんですが、甥っ子は小さいときからどういうわけだか団体行動ができず、いつもマイペース、自分の好きなことだけを好きなようにして暮らす、という、まったくもって親を困らせた子どもでした。
それが、いつしか美容師になりたいという夢を持って、そこで愛する人を見つけ、若くしてお店までもって、というところまで来たのですから、人間、どこで転機が来るのか、そしていつ「答え」が出るのかは、まったくわからないことです。
だから、「夢」は絶対にあきらめてはいけない、ということなのですね。
ウチの姉貴夫婦にしてみたら、きょうの天気のように、雨降って地固まるとはこのことだ、なんてことをしみじみ思っていたに違いありません。ふたりしてぼーっとして、式の進行もなにも理解していない、といった感じで、姉貴など新郎新婦からの花束贈呈の途中で自分の席に戻ったりして、なんだか夢うつつ、といった感じだったのが印象的でした。
(まあウチの母親は母親で、みんなが静かに座って話を聞いていなくてはいけない場面でふらふらとどこかに行こうとして兄貴にたしなめられていましたが。親子ですねえ)
追記・披露宴では牛フィレのステーキなどが出たのですが、やはりウチの兄貴は食えませんでした。「赤すぎる!」とか言いながら(笑)。
新幹線で東京に帰る途中、窓の外に虹を見ることができました。
周りの乗客は見事に一服盛られたかのごとく、こんこんと眠り続けています。一瞬前にむっくりと起きた私だけのために見せてくれたパフォーマンス。私にもまだまだ「運」は残されている、と信じていたいものです。
by yochy.1962
| 2007-07-16 00:45
| 生活全般