2007年 06月 04日
新宿歴史博物館に行こう! |
四谷税務署がある細い通りをちょっと行くと、新宿歴史博物館と書かれた、とても立派な建物があります。
ウォーキング中ではありましたが、こりゃ入ってみるしかない、と入場料300円払って見物させてもらうことにしたのですが……。
これが面白い、のです。
旧石器時代から江戸時代まで、新宿の地下に埋もれていた遺跡、石器、江戸時代の新宿「内藤新宿」の街並の模型(写真。大きい通りが青梅街道だそうな)、蔵のある店の復元、新宿にゆかりのある作家たちの紹介や生原稿、そして、昭和初期の新宿の繁華街の復元、写真、貴重な映像など、どれをとっても興味深く、ひとつひとつを食い入るように見て来てしまいました。
市電なども展示してあり、「鉄ちゃん」にはたまらない物件かもしれません。おすすめです。
私が江戸時代の商人だった頃、あるいは昭和初期の大学生だった頃……、いや、私そんなに長生きじゃないですけれど(当たり前だ)、体のどこか、DNAなのか、確実にその頃の記憶が残されているような気がします。
というか、私はよく新宿通りを歩いたり、飲んだくれたりしていますが(笑)、ずっと昔にも、同じ道で、私と同じように悩んだり、楽しんだり、喜んだり、泣いたり、恋をしたり、傷ついたりした人が、確実にいるはずです。
人は変わっても、「思い」は変わりません。そして、どんなに建物が変わっても、その「場所」は変わりません。
幾億人、いや、それ以上の人が行き交ったであろう道。この、小さく小さく、写真の隅っこに写った人は、どんな気持ちで街を歩いていたのだろう、ムーランルージュの踊り子さんは、どんな恋を抱えて新宿通りを歩いたのだろう。なんてとりとめもないことを考えたりしながら、博物館を堪能しました。
道は、街は、人々の「思い」でできているのだなあと思ったりもします。
私も、思いをひとつ、その道に植え付けて、現在を生きている、ということなのですね。
って、言いたいのはそのことじゃなくて。
こんなに素晴らしい博物館だというのに、それも土曜日という休日なのに、私以外の客は誰一人いなかったのでした。ちょうど帰りがけに2人組の客とすれ違っただけ。こんなにもったいないことはありません。あんまり宣伝に力入れていないのでしょうかね。もうちょっとなんとかしなくちゃ、ですよ博物館さん。
この博物館は常設展のほかに、企画展も行われていて、この日は「岩田ガラス」の世界、という、とてもとても美しいガラス細工、特に花瓶の展示がありました。また新しい企画展が始まったら、もう一度昔の新宿を堪能しようかと思っています。
ウォーキング中ではありましたが、こりゃ入ってみるしかない、と入場料300円払って見物させてもらうことにしたのですが……。
これが面白い、のです。
旧石器時代から江戸時代まで、新宿の地下に埋もれていた遺跡、石器、江戸時代の新宿「内藤新宿」の街並の模型(写真。大きい通りが青梅街道だそうな)、蔵のある店の復元、新宿にゆかりのある作家たちの紹介や生原稿、そして、昭和初期の新宿の繁華街の復元、写真、貴重な映像など、どれをとっても興味深く、ひとつひとつを食い入るように見て来てしまいました。
市電なども展示してあり、「鉄ちゃん」にはたまらない物件かもしれません。おすすめです。
私が江戸時代の商人だった頃、あるいは昭和初期の大学生だった頃……、いや、私そんなに長生きじゃないですけれど(当たり前だ)、体のどこか、DNAなのか、確実にその頃の記憶が残されているような気がします。
というか、私はよく新宿通りを歩いたり、飲んだくれたりしていますが(笑)、ずっと昔にも、同じ道で、私と同じように悩んだり、楽しんだり、喜んだり、泣いたり、恋をしたり、傷ついたりした人が、確実にいるはずです。
人は変わっても、「思い」は変わりません。そして、どんなに建物が変わっても、その「場所」は変わりません。
幾億人、いや、それ以上の人が行き交ったであろう道。この、小さく小さく、写真の隅っこに写った人は、どんな気持ちで街を歩いていたのだろう、ムーランルージュの踊り子さんは、どんな恋を抱えて新宿通りを歩いたのだろう。なんてとりとめもないことを考えたりしながら、博物館を堪能しました。
道は、街は、人々の「思い」でできているのだなあと思ったりもします。
私も、思いをひとつ、その道に植え付けて、現在を生きている、ということなのですね。
って、言いたいのはそのことじゃなくて。
こんなに素晴らしい博物館だというのに、それも土曜日という休日なのに、私以外の客は誰一人いなかったのでした。ちょうど帰りがけに2人組の客とすれ違っただけ。こんなにもったいないことはありません。あんまり宣伝に力入れていないのでしょうかね。もうちょっとなんとかしなくちゃ、ですよ博物館さん。
この博物館は常設展のほかに、企画展も行われていて、この日は「岩田ガラス」の世界、という、とてもとても美しいガラス細工、特に花瓶の展示がありました。また新しい企画展が始まったら、もう一度昔の新宿を堪能しようかと思っています。
by yochy.1962
| 2007-06-04 00:30
| 文学