2005年 07月 23日
怒るオジサン |
電車に揺られていたら、背後から「オー、ヤー、バカヤロー」みたいな叫び声が聞こえて来ました。
振り返ると、半ズボン姿のおじさんがひとりでわめいています。どうも頭のおかしなおじさんのようです。
おじさんはちょっと酔っぱらっているようでした。休日とはいえ、まだ午前中です。最近はカンタンにクスリも手に入るようですから、それでラリっているのなら危険です。
これは関わってはいけない。知らん顔をしようと、私は雑誌に熱中することにしました。周りの乗客も、隣の車両に移動したり、一斉に寝たふりをしはじめました。
おじさんはずっと叫んでいます。早く新宿に着かないかなあ、因縁つけられたらやだなあ、なんて思っていたのですが。
おじさんの叫んでいる話を聞いているうち、このおじさん、ただの変なおじさんではないということに気がつきました。
「お前ら〜。お前らにはみんな600万円ずつ借金があるんだぞ〜。日本は借金だらけなんだぞ〜。外国に援助している場合じゃないぞ」
「子どもはどんどんバカになって来ているのは、お前ら大人のせいだぞ〜。大人がちゃんと見本を見せてやってないからだぞ」
「携帯ばっかで遊んでいるな〜。お前ら、現実を見ろ。日本はもうダメなんだぞ」etc......。
もっともな話です。もちろん反論したくなるような部分もありましたが、暗い顔をして携帯電話をいじっているヤツ、音漏れするヘッドホンで平然と音楽を聴いているヤツ、先を争ってシルバーシートに座り、お年寄りが来ても席を代わろうともしないヤツ、そしてそういう光景を見ても注意もしない我々。果たしてどちらが頭がおかしいのでしょう、なんて思ってしまいました。
おじさんは新宿駅に着いてからも大声で「バカヤロー」と言い続けています。若い女の人2人組が、プッと笑いながら通り過ぎていきます。
おかしいのはどっちだ、おかしいのはどっちなのだ。ぶつぶつつぶやいていたら、乗り換え口で、定期券の代わりに鍵を出してしまった私でした。
振り返ると、半ズボン姿のおじさんがひとりでわめいています。どうも頭のおかしなおじさんのようです。
おじさんはちょっと酔っぱらっているようでした。休日とはいえ、まだ午前中です。最近はカンタンにクスリも手に入るようですから、それでラリっているのなら危険です。
これは関わってはいけない。知らん顔をしようと、私は雑誌に熱中することにしました。周りの乗客も、隣の車両に移動したり、一斉に寝たふりをしはじめました。
おじさんはずっと叫んでいます。早く新宿に着かないかなあ、因縁つけられたらやだなあ、なんて思っていたのですが。
おじさんの叫んでいる話を聞いているうち、このおじさん、ただの変なおじさんではないということに気がつきました。
「お前ら〜。お前らにはみんな600万円ずつ借金があるんだぞ〜。日本は借金だらけなんだぞ〜。外国に援助している場合じゃないぞ」
「子どもはどんどんバカになって来ているのは、お前ら大人のせいだぞ〜。大人がちゃんと見本を見せてやってないからだぞ」
「携帯ばっかで遊んでいるな〜。お前ら、現実を見ろ。日本はもうダメなんだぞ」etc......。
もっともな話です。もちろん反論したくなるような部分もありましたが、暗い顔をして携帯電話をいじっているヤツ、音漏れするヘッドホンで平然と音楽を聴いているヤツ、先を争ってシルバーシートに座り、お年寄りが来ても席を代わろうともしないヤツ、そしてそういう光景を見ても注意もしない我々。果たしてどちらが頭がおかしいのでしょう、なんて思ってしまいました。
おじさんは新宿駅に着いてからも大声で「バカヤロー」と言い続けています。若い女の人2人組が、プッと笑いながら通り過ぎていきます。
おかしいのはどっちだ、おかしいのはどっちなのだ。ぶつぶつつぶやいていたら、乗り換え口で、定期券の代わりに鍵を出してしまった私でした。
by yochy.1962
| 2005-07-23 23:36
| 生活全般