2005年 07月 18日
サロン・ド・ユニゾン展 |
私にとっては久しぶりの休日です。なんだかとてもアクティブな気分。というわけで、じゃじゃじゃーん。我が「愛車」の登場です。
ご覧の通り、車輪が小さい自転車なのでスピードは出ないのですが、ちょっとした坂道でも踏ん張って漕ぐ必要はありません。ちんたらちんたらご近所を徘徊するにはもってこいの自転車です。
(しかし、この自転車に乗ったオレって、ちっちゃい一輪車に乗ったサーカスのクマみたいかもなあ......って、また自虐ネタ)
目的地は世田谷の砧公園内にある「世田谷美術館」です。和食のおいしいお店、西麻布「おぜき」の奥様で、画家の岡澤みさを先生の絵画教室作品展、「サロン・ド・ユニゾン展」が開かれているのです。
「とにかく子どもの絵がすばらしいのよ、ぜひいらっしゃい」とおっしゃるみさを先生のお誘いを受け、汗だくだくになりながら環七を越え、世田谷通りを転がり(?)、環八まで辿り着き、美術館到着。可愛い絵から達者な絵、たくさんの絵を楽しませていただきました。
みさを先生の絵は力強くて、「色」の鮮やかさがなんといっても魅力です。いつも太陽の光がさんさんと降り注いでいるようで、いつのまにか絵の中に入り込んで、その中に秘められた物語の、主人公になったような気にさせてくれます。この「ローザンヌの街角」も、赤がなんとも鮮やかで、思わず「これいただきます」と言ってしまいそうになりました。薄給サラリーマンが買える値段ではないようです、が。
子どもが描いた作品の中では、高校生ダイキ君(もう子どもって年齢じゃないんですが)の油絵が、なんといっても印象的でした。絵に勢いがあって、情熱的な赤とマッチして、とても心が弾みます。なんの迷いもなく、一心不乱に描き上げた絵には(実際1〜2日で描いたとのことです)、躍動感やら信念やら情熱やらが凝縮されて絵になっているような気がします。
でもこれは文章も同じ。言葉を操る者にとっても、とても刺激になる展覧会でした。
美術展内にあるレストランで、みさを先生にビールをごちそうになり(デュエルというベルギーのビール。クリーミーな泡と、アルコール度数8%という男っぽさが魅力のビール。おいしかった)、先生が絵を描く風景を観察させていただきました(レストラン内なんだけど)。
先生は、景色を見ながらパッパッと全体の輪郭を描いてから、あとはもういっさい景色を見て色付けをするということはしていません。「最初に景色を心に焼きつけたら、あとはもう自分のイメージで色をつけるの。景色の通りに色をつけるんだったら、写真撮ったほうがいいでしょ」なるほどね。これも文章と同じだったりして。
アイスコーヒーが届き、飲み終えるまでの間に絵は完成。30分もかからない作業です。これでちゃんと完成した絵は、もうン万円という値がつけられるのですから、「私ってホントに時給が高いのよ」とおっしゃる先生の言葉も、なるほどなあと思わされます。まっ、描いた絵をすべて売り物にするわけではないのですが。
とにかく先生を見ていると、ホントに絵が好きな人なんだなあと、当たり前だと言われそうですが思ってしまいます。いつでも携帯用の絵の具と、水が入っている筆を持ち歩き、思い立ったときにすぐ取り出して、絵を描きはじめる先生をこれまでもよく見て来ました。
いつもデジカメを持ち歩き、なにかあるとパチパチシャッターを下ろすよりは、ずっと粋で、高尚だなあと思ったりもしてしまいました。とりあえずオレも、ノートとペンだけは持ち歩こうと......、あっ、持ち歩いてたっ。しかしなぜかノートは空白のまま......。
結局自爆して終わる私の休日でした。
ご覧の通り、車輪が小さい自転車なのでスピードは出ないのですが、ちょっとした坂道でも踏ん張って漕ぐ必要はありません。ちんたらちんたらご近所を徘徊するにはもってこいの自転車です。
(しかし、この自転車に乗ったオレって、ちっちゃい一輪車に乗ったサーカスのクマみたいかもなあ......って、また自虐ネタ)
目的地は世田谷の砧公園内にある「世田谷美術館」です。和食のおいしいお店、西麻布「おぜき」の奥様で、画家の岡澤みさを先生の絵画教室作品展、「サロン・ド・ユニゾン展」が開かれているのです。
「とにかく子どもの絵がすばらしいのよ、ぜひいらっしゃい」とおっしゃるみさを先生のお誘いを受け、汗だくだくになりながら環七を越え、世田谷通りを転がり(?)、環八まで辿り着き、美術館到着。可愛い絵から達者な絵、たくさんの絵を楽しませていただきました。
みさを先生の絵は力強くて、「色」の鮮やかさがなんといっても魅力です。いつも太陽の光がさんさんと降り注いでいるようで、いつのまにか絵の中に入り込んで、その中に秘められた物語の、主人公になったような気にさせてくれます。この「ローザンヌの街角」も、赤がなんとも鮮やかで、思わず「これいただきます」と言ってしまいそうになりました。薄給サラリーマンが買える値段ではないようです、が。
子どもが描いた作品の中では、高校生ダイキ君(もう子どもって年齢じゃないんですが)の油絵が、なんといっても印象的でした。絵に勢いがあって、情熱的な赤とマッチして、とても心が弾みます。なんの迷いもなく、一心不乱に描き上げた絵には(実際1〜2日で描いたとのことです)、躍動感やら信念やら情熱やらが凝縮されて絵になっているような気がします。
でもこれは文章も同じ。言葉を操る者にとっても、とても刺激になる展覧会でした。
美術展内にあるレストランで、みさを先生にビールをごちそうになり(デュエルというベルギーのビール。クリーミーな泡と、アルコール度数8%という男っぽさが魅力のビール。おいしかった)、先生が絵を描く風景を観察させていただきました(レストラン内なんだけど)。
先生は、景色を見ながらパッパッと全体の輪郭を描いてから、あとはもういっさい景色を見て色付けをするということはしていません。「最初に景色を心に焼きつけたら、あとはもう自分のイメージで色をつけるの。景色の通りに色をつけるんだったら、写真撮ったほうがいいでしょ」なるほどね。これも文章と同じだったりして。
アイスコーヒーが届き、飲み終えるまでの間に絵は完成。30分もかからない作業です。これでちゃんと完成した絵は、もうン万円という値がつけられるのですから、「私ってホントに時給が高いのよ」とおっしゃる先生の言葉も、なるほどなあと思わされます。まっ、描いた絵をすべて売り物にするわけではないのですが。
とにかく先生を見ていると、ホントに絵が好きな人なんだなあと、当たり前だと言われそうですが思ってしまいます。いつでも携帯用の絵の具と、水が入っている筆を持ち歩き、思い立ったときにすぐ取り出して、絵を描きはじめる先生をこれまでもよく見て来ました。
いつもデジカメを持ち歩き、なにかあるとパチパチシャッターを下ろすよりは、ずっと粋で、高尚だなあと思ったりもしてしまいました。とりあえずオレも、ノートとペンだけは持ち歩こうと......、あっ、持ち歩いてたっ。しかしなぜかノートは空白のまま......。
結局自爆して終わる私の休日でした。
by yochy.1962
| 2005-07-18 14:02
| 生活全般