2005年 05月 30日
本当の親子 |
小さい頃、悪さをしたときに決まって親から「あんたなんかウチの子じゃないよ! 安倍川の橋の下で拾って来たんだ」と言われたものでした。
(みなさんもよく言われたものだと思いますが、あなたはどこの川の御出身?)
ウチの子じゃない......やっぱり。オレひとりだけが左利きで、おまけに「スポーツバカ」揃いの兄弟の中にあって、ひとり学力優秀、それだけでなく、並外れた「ピアニスト」としての才能も持っているのだから(よくもまあぬけぬけと)、それもあり得ると思い、意地悪な育ての親の元を離れて、本当の親を探す幻の旅に出ていた我が少年時代でした。
しかし、成長するにしたがって、いくらウチの子じゃないと言われたところで、どんどん父親に似てくる自分の顔を見て、「けっ、もうそんな脅しは利かねーよ」などと思ったものでしたが。
もし、自分の親が本当の親でない、ということになったら、私はいったいどういう行動に出るだろうと思いました。
やっぱり本当の親を知りたいと思い、なんとか探そうとしていたと思います。本当の親を知るのは当然の権利だと思うから、単なる事故で取り違えられたのだから、犯罪ではないのだからあきらめなさい、と言われても、決してあきらめずに探し続けたと思います。
個人情報がどうとかいう以前の問題だと思います。自分は何者なのか、どこからやってきて、どんな背景のものに生まれてきたのかは、普通の人なら当たり前に知っていることです。それを、どうして個人情報保護法というものが阻止できるのものでしょうか。
だからといって、もし知ったところで、育ててくれた親との関係は、決して変わらないと思います。もしかしたら、以前よりももっと深いつながりになるかもしれません。「感謝」という思いが、より深くつながれようとするに違いありません。「血」のつながりなんてたいしたものじゃないんだから。あえて言わせていただきますが。
だから、彼に本当の親を探してあげてほしいと思います。彼は、ただ知りたいだけなのです。本当に、ただ知っておきたいだけだと思うのです。
(みなさんもよく言われたものだと思いますが、あなたはどこの川の御出身?)
ウチの子じゃない......やっぱり。オレひとりだけが左利きで、おまけに「スポーツバカ」揃いの兄弟の中にあって、ひとり学力優秀、それだけでなく、並外れた「ピアニスト」としての才能も持っているのだから(よくもまあぬけぬけと)、それもあり得ると思い、意地悪な育ての親の元を離れて、本当の親を探す幻の旅に出ていた我が少年時代でした。
しかし、成長するにしたがって、いくらウチの子じゃないと言われたところで、どんどん父親に似てくる自分の顔を見て、「けっ、もうそんな脅しは利かねーよ」などと思ったものでしたが。
もし、自分の親が本当の親でない、ということになったら、私はいったいどういう行動に出るだろうと思いました。
やっぱり本当の親を知りたいと思い、なんとか探そうとしていたと思います。本当の親を知るのは当然の権利だと思うから、単なる事故で取り違えられたのだから、犯罪ではないのだからあきらめなさい、と言われても、決してあきらめずに探し続けたと思います。
個人情報がどうとかいう以前の問題だと思います。自分は何者なのか、どこからやってきて、どんな背景のものに生まれてきたのかは、普通の人なら当たり前に知っていることです。それを、どうして個人情報保護法というものが阻止できるのものでしょうか。
だからといって、もし知ったところで、育ててくれた親との関係は、決して変わらないと思います。もしかしたら、以前よりももっと深いつながりになるかもしれません。「感謝」という思いが、より深くつながれようとするに違いありません。「血」のつながりなんてたいしたものじゃないんだから。あえて言わせていただきますが。
だから、彼に本当の親を探してあげてほしいと思います。彼は、ただ知りたいだけなのです。本当に、ただ知っておきたいだけだと思うのです。
by yochy.1962
| 2005-05-30 00:04
| 生活全般