2005年 04月 21日
キリンラガービールのCM |
新しく始まったキリンラガービールのCMですが、ほのぼのとして、なかなかいいなあと思いながら見ています。
高嶋正伸と女性(名前知らない)演じる夫婦の家に、奥さんのお父さんが手みやげを持って遊びに来ます。
「またあ、いつもと同じおみやげ」なんて奥さんが言いながら、奥さんはお父さんがやって来るのをとても楽しみにしていた模様。高嶋正伸も、ちょっと緊張しながらもお義父さんを優しく迎え、キリンラガー(クラシックだったっけかな)ビールをいっしょに......という感じのストーリーCMです。
なんだか温かい気持ちにさせてくれるCMです。いままで、ラガービールというと、健さんのような「男っぽさ」を強調したパターンが多かったような気がするのですが、私は断然こちらのほうがいいなあ、と思います。
お父さん役の方も、ロマンスグレーのかっこいいおじさんではなく、ちょっと枯れた感じの、「上品」と「みすぼらしい」のちょうど中間といった感じが(あいかわらず失礼なヤツです、私)妙にリアルで、また夫婦揃ってではなく、お父さんひとりというのが、「奥さんは早くに亡くされたのだろうか、それとも離婚してしまったのだろうか」とお父さんの背景を想像させる余白も感じさせてくれています。
見事です。もしかしたら、このお父さんが、このCMの格調を高くさせてくれる鍵なのかもしれません。
ただひとつ、お父さんを迎える高嶋正伸の演技が、ちょっと適切でないような気がするのです。
お父さんを迎えて、ちょっと「戸惑い」の顔になるのです。ちょっと緊張、ではなく、なにかを押し殺したような、「翳り」が感じられるのです。
これも、「どうぞあなたの好きなように解釈してください」ってことなのでしょうか。
私、もしかしたら高嶋正伸はこのお父さんのことが嫌いで、無理矢理笑顔を作って迎えているのかな、いや、お父さんは不治の病にかかっていて、あと何回こうして遊びに来られるのだろうと思ってしまったのか、それとも、このお父さんちょっとボケが始まっていて、さらに酒癖が悪く、あーあ、またきょうも暴れちゃうのかなと一瞬思ったのだろうかと、いろいろ考えてしまいました。
あんなに正伸の顔をアップで撮らないで(ただでさえ、大袈裟な演技をする人なんだから)、もうちょっと引いて撮ったほうがいいんじゃないかな、なんて思ってしまいましたが、いかがなもんでしょう。
高嶋正伸と女性(名前知らない)演じる夫婦の家に、奥さんのお父さんが手みやげを持って遊びに来ます。
「またあ、いつもと同じおみやげ」なんて奥さんが言いながら、奥さんはお父さんがやって来るのをとても楽しみにしていた模様。高嶋正伸も、ちょっと緊張しながらもお義父さんを優しく迎え、キリンラガー(クラシックだったっけかな)ビールをいっしょに......という感じのストーリーCMです。
なんだか温かい気持ちにさせてくれるCMです。いままで、ラガービールというと、健さんのような「男っぽさ」を強調したパターンが多かったような気がするのですが、私は断然こちらのほうがいいなあ、と思います。
お父さん役の方も、ロマンスグレーのかっこいいおじさんではなく、ちょっと枯れた感じの、「上品」と「みすぼらしい」のちょうど中間といった感じが(あいかわらず失礼なヤツです、私)妙にリアルで、また夫婦揃ってではなく、お父さんひとりというのが、「奥さんは早くに亡くされたのだろうか、それとも離婚してしまったのだろうか」とお父さんの背景を想像させる余白も感じさせてくれています。
見事です。もしかしたら、このお父さんが、このCMの格調を高くさせてくれる鍵なのかもしれません。
ただひとつ、お父さんを迎える高嶋正伸の演技が、ちょっと適切でないような気がするのです。
お父さんを迎えて、ちょっと「戸惑い」の顔になるのです。ちょっと緊張、ではなく、なにかを押し殺したような、「翳り」が感じられるのです。
これも、「どうぞあなたの好きなように解釈してください」ってことなのでしょうか。
私、もしかしたら高嶋正伸はこのお父さんのことが嫌いで、無理矢理笑顔を作って迎えているのかな、いや、お父さんは不治の病にかかっていて、あと何回こうして遊びに来られるのだろうと思ってしまったのか、それとも、このお父さんちょっとボケが始まっていて、さらに酒癖が悪く、あーあ、またきょうも暴れちゃうのかなと一瞬思ったのだろうかと、いろいろ考えてしまいました。
あんなに正伸の顔をアップで撮らないで(ただでさえ、大袈裟な演技をする人なんだから)、もうちょっと引いて撮ったほうがいいんじゃないかな、なんて思ってしまいましたが、いかがなもんでしょう。
by yochy.1962
| 2005-04-21 01:00
| 酒